面白い集客方法一覧！イベントやSNSで成功した集客事例も紹介！

お店だけでなくイベント開催に欠かせないのが集客ですよね。

集客と聞いて、CMやチラシをイメージする人が多いかもしれませんが、実はその他にも様々なアプローチ方法があるんです。

そのため、ターゲットに合った集客方法を使って、効果的に人を集めていく必要があります。

こちらのページでは、集客方法の種類や実際に成功した事例を紹介していきます。

集客方法に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。

集客とは？

集客とは、サービスや商品の魅力をアピールし、顧客を獲得することを言います。

分かりやすい例で言うと、チラシやダイレクトメール、イベントの開催などが挙げられます。

インターネットやSNSが浸透した現代社会において、SNSでの発信やWeb広告などオンラインでの集客も盛んに行われています。

目的やターゲット層を明確にし、最適な集客方法を選ぶスキルが求められます。

誰に向けて集客するのか

商品やサービスを販売する場合、集客の最大の目的は、誰かに購入してもらうことですよね。

より効果的な集客を行うのであれば、誰に向けて集客するのかを明確にする必要があります。

年齢・性別・何を求めている人なのか？などを具体化することで、選ぶべき集客方法も自ずと見えてきます。

ただ漠然と広告を打ち出すのではなく、ターゲットを絞り込むことができれば、無駄なコストの削減にも繋がります。

予算と集客数

集客にはどうしても予算が必要です。

同時に、その集客方法によりどれくらいの集客数があれば費用対効果が合うのかも考える必要があります。

なるべく予算を抑えたいのであれば、SNSなどオンラインでの集客がおすすめです。

特にSNSを活用した宣伝では、アクセス数などをリアルタイムで確認することができるのも強みです。

常にデータをチェックし、広告の打ち出し方の変更など臨機応変に対応できるので、予算も最低限に抑えられます。

その集客方法の結果はどうだったかを解析

何か集客のための施策を打ち出しても、思ったような効果が得られない場合もあります。

その場合、選択した集客方法の何がどう良かったのか・悪かったのか？を考えてみましょう。

集客方法は一つではないため、常にその集客方法の結果を解析し、最適な集客方法を見出していく必要があります。

時にはターゲットの設定からやり直すことも重要だといえます。

集客の目的

マーケティングのスキルが求められる集客ですが、予算や時間をかけてまで行う目的は一体何なのでしょうか。

集客の主な目的として、以下の3点が挙げられます。

新規顧客の獲得

商品やサービスを販売する上で、より売上を伸ばしたいなら、新規顧客の獲得は欠かせません。

どれほど良い商品・サービスであっても、誰にも知られていなければ売るのは難しいためです。

商品の存在を知らない「潜在顧客」

または、具体的な商品の内容を知っているけれど購入履歴のない「見込み顧客」に、商品・サービスの魅力を効果的にアピールし、初めての商品購入に繋げるために、新規顧客の購入に対するモチベーションに応じて、最適な集客方法を選びましょう。

例えば、潜在顧客にはニーズや課題を認識させ、その商品・サービスがいかに優れているのかをアピールするのが効果的です。

対して、見込み顧客には、他社と比較してどのような点で優れているのかや、購入に至らない不満を解消していく必要があります。

このように様々な方向からのアプローチが求められますが、新規顧客が増えれば会社の知名度も上がり、さらに多くの新規顧客を獲得できる可能性もあります。

リピーターの獲得

新規顧客の獲得と同様に、繰り返し購入してくれるリピーターの獲得も大切です。

リピーターが増えれば、売上の安定が期待できるためです。

商品・サービスの質が高く、一度の使用で顧客に十分満足してもらえれば、そのまま定期購入してもらうこともできるでしょう。

定期購入に至らない顧客に対しては、もう一度利用したいと思ってもらえるようなきっかけを作るのはもちろん、特別感の味わえる演出や、忘れられないために定期的な情報発信を行う必要があります。

ブランディング

新規顧客やリピーターの獲得に欠かせないのが、ブランドを確立するブランディングです。

ブランディングがきちんとできていれば、新規顧客も安心して利用することができますし、リピーターが新商品を手に取ってくれるかもしれません。

さらに、商品・サービスに限らず会社自体に信頼と知名度があれば、幅広い層からの売上も期待できます。

ブランディングのため集客を行なっても、すぐに目に見える結果が得られる訳ではありませんが、「◯○といえば、あの会社の商品」と言ってもらえるようになれば嬉しいですね。

集客方法の種類8選と面白い事例

集客方法の代表的な方法として、以下の8つを紹介します。

実際にあった面白い事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

チラシ配布

新聞や情報誌と共に郵便受けにチラシをポスティングするチラシ配布は、人の目に留まりやすい点が魅力の集客方法です。

配布エリアも細かく設定できるので、対象者をしっかりと絞り込めていれば、効率的に顧客の獲得が可能です。

特に年齢層の高い世代に向けた情報発信に適しています。

ただし、チラシの準備やポスティングを委託するのに一定のコストがかかるといったデメリットもあります。

今月はチラシ効果で店舗の売り上げが前月の倍になったのでもう閉店してスパへ行く。

— みゆき嬢 (@abazurebitch) June 30, 2019

SNS

居住地に関係なく、幅広い層の集客を目的としているのであればSNSの活用がおすすめです。

年齢や性別に関係なく、多くの人がSNSを利用する時代です。

それに伴い、必要な情報もSNSから探す人も増えています。

SNSでは実際に投稿に目を通した人数などをリアルタイムで確認することができるため、状況を見ながら方針転換できるのも魅力の一つ。

なお、SNSでの集客方法では、SNS広告を打ち出すやり方と、実際にアカウントを作って商品やサービスをPRするやり方があります。

アカウントの作成は短時間で可能ですが、定期的に情報発信していかなければ、他の情報に埋もれていってしまうため、根気強く続けることが重要です。

今月お正月休みが無ければ1500万円いったかな。
去年6日位お正月休み取った関係だけど前年比で倍以上売れてる。
お客様スタッフありがとうございます☺️
YouTubeとTwitterの宣伝効果凄いね。
去年の今頃フォロワー数20000人位で今10万人、YouTubeも3万人で今6万人だからね。SNSの宣伝効果凄い。 pic.twitter.com/dJWmIp6TQP

— キッチンDIVE クマ店長 (@divemamuru) January 24, 2021

ホームページ

すでに商品・サービスを知っている人に向けた集客方法の一つに、ホームページの活用があります。

ホームページを作成しておけば、商品・サービスの特徴や魅力を伝えられるだけでなく、イベントやキャンペーン情報を発信することも可能です。

あくまでホームページ上での情報発信となるため、広告費がかからないのがこの方法のメリットです。

しかし、ホームページを上位表示させるためには、質の高い情報を発信するなどのSEOの知識が求められます。

Webサイトの運営や管理に詳しい人がいなければ、コストはかかりますが、運営の委託も検討してみましょう。

ポータルサイト

ポータルサイトの「ポータル」とは玄関、入り口という意味があり、インターネットにアクセスする際に、最初に訪問するサイトをポータルサイトと呼びます。

身近なサービスとして、『Google』や『Yahoo!』といった検索エンジンサイトのほか、不動産専門ポータルサイト『SUUMO』、口コミのポータルサイト『食べログ』などが挙げられます。

必要なジャンルの情報が集約されているサイトであるため、欲しい情報が明確になっている人が利用する可能性が高く、公式サイトへのアクセスや商品に関する問い合わせの増加が期待できます。

イベント・サロンの開催

文章や写真だけで商品・サービスの魅力を伝えるのが難しい場合、イベントやサロンを開催する集客方法がおすすめです。

実際に商品・サービスを見たり、直接触れることができれば、顧客の購買意欲も高まります。

顧客は、チラシやSNSなどのようにただ情報を受け取るのではなく、実際に会場に足を運ばなければなりません。

そのためイベント・サロンの開催では、購入したい気持ちが強い顧客を効率良く集められます。

会場や司会進行者の手配、イベント告知など準備は非常に大変ですが、顧客獲得には効果的な集客方法です。

CM・Web広告

テレビやWebに広告を出して、商品やサービスさらに企業について知ってもらうのも、有効な集客方法の一つです。

テレビやインターネット、動画サイトなどは、私たちの生活に定着しているため、多くの人の目に留まりやすいといったメリットがあります。

ただし、放送局や地域によって制作にかかるコストに差があるため、事前に確認しておく必要があります。

また、テレビCMは費用的にも継続的に広告を出すことは困難であると思うこともあるでしょう。

そうした場合、SNSやYouTubeでも動画広告を出すことが可能です。

ただし、動画広告は毎回制作依頼をするとかなりの費用がかかってしまいます。

単発であれば外部への依頼も良いかと思いますが、いろんなパターンやこれからも動画広告をしたいと考えているのであれば、内製することも視野に入れると良いでしょう。

例えば、クリエイターズアカデミーという動画制作のスクールがありますが、ここは、ホワイトボードアニメーションを制作できるようになるスクールです。

上記のように、常に書いては消えを繰り返すため、視覚的効果が強く、見ていて飽きない動画となっています。

実際に、ここの生徒さんが動画広告を請け負って制作した実績は2023年末には3億3,000万円を超えています。

これだけ依頼されていることを考えると、この動画広告の効果も高いことがわかり、それが内製できるとすれば自身の会社にとっても大きなメリットになるでしょうし、場合によってはそういう動画制作の仕事も請け負えるようになることもメリットになりそうです。

高単価受注の実績あり！

DM・メルマガ

商品・サービスについて認知している人に向けた集客方法に、DM・メルマガの送付があります。

すでに商品・サービスを購入したことのある顧客だけでなく、購入してみたいと思っている見込み顧客を対象に、確実に情報発信できるのがメリットです。

対象者は商品・サービスについて認知しているため、チラシのように不特定多数に向けて大量の紙を用意する必要がありません。

その分、カタログなどボリュームのある内容に切り替えれば、より多くの情報を顧客に伝えることができます。

受け取った人限定の特典を付ければ、目を通してもらえる可能性も高まります。

DMよりも手軽に集客したいのであれば、メルマガがおすすめです。

文章作成ができれば、その場ですぐに情報発信が可能なため、思い立ったタイミングで動き出すことができます。

ハガキを用意する必要もないため、低コストで発信できるのも魅力の一つ。

ただし、住所や氏名、メールアドレスなどの情報を収集しなければならないため、顧客と一定の関係性を築く必要があります。

準備に時間を要することを理解しておきましょう。

顧客からの紹介

集客方法の基本ともいえるのが、顧客からの紹介です。

実際に商品・サービスを利用した人からの口コミは信憑性が高く、新規顧客の獲得に繋がりやすいためです。

お互いに信頼関係が築けていれば、さらにスムーズな新規顧客の集客が見込めます。

また、Googleビジネスプロフィールや口コミサイトなどオンライン上に、良い口コミを投稿してもらうのも一つの手です。

集客が上手くいかない時のコツや対処法

上記で紹介したような集客方法を試しても、思ったような結果がでない場合には、原因を探し問題点を解決していく必要があります。

集客が上手くいかない時の対処法として、4つの方法を紹介します。

実際に試せそうなところから、現在取り組んでいる集客の見直しを行っていきましょう。

PDCAを見直す

まずは何がダメだったのか原因を探ることが大切です。

その上で、新たな改善策を試し、再び結果を見ていくという一連の流れをPDCAサイクルと言います。

PDCAサイクルは、Plan(計画)・Do（実行）・Check（評価）・Action（改善）の頭文字で名付けられたビジネスにおける概念で、様々なビジネスシーンにおいて使用されている考え方です。

集客を行う場合、まずはその集客方法にかけられる予算やターゲット、得られる利益を検討しながら計画を練っていきます（Plan)。

実際に集客方法を試し（Do）、どれくらいの反響があったのかをデータ化します（Check）。

当初の想定通りの結果が出ていなければ、ターゲット層の見直しなどを行い（Action）、改善した集客方法を試すのです。

例えば、子ども服を販売するショップへの集客を目的として、テレビCMを打ち出すとします。

しかし、当初の予定通りの結果が得られなかった場合、CMの放送時間や集客方法が適しているのか評価してみましょう。

子育て世帯では、子供が幼稚園や保育園へ行く9時〜14時頃にメディアに触れる人が多いため、この時間に絞ってみるのも一つの手です。

また、現代の子育て世帯のボリュームゾーンは、スマートフォンを活用して有益な情報を得る人が多く、デジタルネイティブと呼ばれています。

テレビCMではなくSNSでの集客に切り替えてみるのも、改善策の一つとして挙げられます。

このように、実際に試して得られたデータや情報から、何が問題だったのかを具体的にピックアップし、改善策を試すことがPDCAサイクルです。

問題点を次々と明らかにし、改善策を試してみることで、効率的に問題解決へとたどり着くことができるでしょう。

ターゲットや内容に合った集客方法を使う

現在の集客方法はターゲットや内容に適しているでしょうか。

集客には様々な方法がありますが、それぞれ適した年齢層に違いがあります。

こちらは、「総務省情報通信政策研究所」が令和3年11月～12月に13歳から69歳までの1,500人を対象にしたアンケート結果です。

10代〜40代ではテレビに比べネットの利用時間が多いのに対し、50代以上になるとテレビの利用時間の方が長くなるのです。

このように若者世代は、インターネットに触れる時間が長いため、動画広告などインターネット上で集客する方法が適しています。

一方で、シニア層ではテレビの視聴時間の方が長いため、テレビを活用して集客する方法が効果的です。

シニア層もインターネットを利用するようにはなりましたが、若者に比べるとまだまだ低い傾向にあります。

そのため、チラシやDMなど書面での集客もシニア層の集客方法として適しているといえます。

このように、ターゲットや内容に見合った集客方法を利用できているのか分析することも重要です。

その集客方法の時間が適切か確認する

集客方法を試しているのに反応が薄い場合、焦りを感じてしまうこともあるかと思います。

しかし、SNSやブログのように少しずつ知名度を上げていかなければ結果に繋がらない集客方法もあります。

すぐに反応が得られないからといって諦めるのではなく、改善をしながら情報を発信し続けていくことが大切です。

その集客方法にかける時間が適切か確認してみましょう。

競合の集客方法をリサーチする

集客が上手くいかず、行き詰まってしまった時には、同じような商品・サービスを提供する競合の集客方法をリサーチしてみましょう。

競合の集客方法として成功事例があれば、真似てみることもできるでしょう。

同じような集客方法を試していて競合に顧客が流れてしまっているのであれば、他社との違いを明確にし差別化を図るのも一つの手です。

数字でわかる成功した集客方法

ここからは、集客により成功した事例をいくつか紹介します。

コーセー

2023年、「コーセー」は『コスメデコルテ リポソーム アドバンストセラム』のCMに大谷翔平選手を起用しました。

WBCの開催に合わせ放送されたテレビCMにより、リポソーム美容液の販売実績が前年比170%を記録。

さらにブランド全体の販売実績も前年比150%を達成しました。

大谷翔平選手をCMに起用したことにより、男性客の獲得にも繋がりました。

洋服の青山

男性向けスーツ販売のイメージが強い「洋服の青山」では、『洋服の青山【ガールズアカウント】』という女子学生をターゲットにしたSNS運用を行っています。

春の時期にはおすすめのスーツや着こなしを紹介していますが、普段はオシャレな写真の撮り方やトレンドを紹介しています。

洋服の青山ではメンズアカウントやレディースアカウントも展開されていますが、ガールズアカウントのフォロワー数が最多で、その人気ぶりがうかがえます。

さらに、SNSで高い影響力を持つモデルやタレントをモデルとして起用することで、メインユーザーではない層に向けてブランド名を売り込むことに成功しています。

CAFE OHZAN

東京都内の百貨店などでスイーツの販売を行う「CAFE OHZAN」

2020年、コロナ禍により店舗販売が不安定になったことをきっかけに、通信販売に注力します。

CAFE OHZANが集客方法として選択したのが、インフルエンサーを使ったSNSでのPRです。

インフルエンサー複数人に自社商品をPRする投稿を行ってもらったところ、通販での売上が前年比300%以上となったのです。

さらに、営業停止により実店舗の売上が出ない時期があったにも関わらず、会社としての売上も前年比103%を達成しています。

細かな条件を設けて選ばれたインフルエンサーに依頼することで、企業アカウントのフォロワーが少なくても売上アップに成功した事例です。

集客方法に関するよくある質問

最後に集客方法に関するよくある質問を3つ紹介します。

これまで集客方法について解説してきましたが、気になる質問があれば参考にしてくださいね。

集客方法にはどんなものがありますか？

集客方法には約8種類のやり方があります。

そのため、ターゲットや集客にかけられる予算などに応じて最適な方法を選択する必要があります。

集客方法は以下のように、オンラインとオフラインに分けられます。

オフラインの集客方法では、紙やイベント会場を用意しなければなりませんが、エリアを絞って情報を発信できるのが魅力です。

一方で、オンラインは手軽かつ低予算で集客できるというメリットがあります。

オンラインの集客方法では、広範囲の人々に商品・サービスをアピールできるため、現在主流の集客方法となっています。

イベントの集客方法はありますか？

イベントの集客も、そのほかの集客と同様に、本記事内で紹介した以下のような方法が利用できます。

イベントに参加してほしい人物の年齢や家族構成など、顧客の状況を知ることから始めましょう。

集客ができない理由は何ですか？

集客ができない理由として、2点考えられます。

まず第一に、その商品やサービス自体の需要がないということです。

どれほど素晴らしい集客を行なっても、需要がなければ意味がありません。

第二に、必要とする人に情報が伝わっていないということです。

例えば、SNSでの集客を行う場合、各SNSの利用者層を知っておくことも重要です。

Facebookが30代以上の利用者層が多いのに対し、TikTokは10代〜20代の女性の利用者が多い傾向にあります。

つまり、30代以上の男性を対象とした商品・サービスをTikTokで宣伝しても、効果が期待できないのです。

再度、商品・サービスの対象となる人物像を明確にした上で、集客方法が間違っていないか考え直してみましょう。

まとめ

以上、集客方法について紹介しました。

ターゲットや予算、目的などに応じて最適な集客方法を選びましょう。

しかし、最適と思った方法でも時にはうまくいかないこともあるかもしれません。

集客による効果のデータをもとに改善を繰り返しながら、顧客の獲得に努めていきましょう。